スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

老いた親御さんの呼び寄せ

日本に来て就職しもう何年も経った……。
そして祖国の父は亡くなり、母が一人暮らし……。
日本国内でも一人暮らしのお年寄りは増えて久しいのですが
それは海外から来られた方も一緒ですね。

祖国の親を呼び寄せたい、
いわゆる「老親の呼び寄せ」は、今年1件だけですが依頼がありました。

数年前に韓国の会社の支社長で奥様と子供を連れて日本にいらした人が
韓国にいたころ同居していた母親と一緒に引き続き暮らしたいと
いうことで、呼び寄せたことがあります。

年齢が概ね65歳以上で、自活できない事情(病気等)があり、
呼び寄せる側が経済的にきちんとした基盤を持っていることが
求められていました。

その後、2012年に高度人材ポイント制が導入されてから
この「老親の呼び寄せ」はハードルが上がったように思います。
高度人材とされる仕事をしている人が、ポイント計算をして
一定の点数を超えると「特定活動」の高度人材としての活動を許される。
そして、老親の呼び寄せは可能になるというのですが、その目的は
育てるのを手伝うべき3歳未満の孫がいないといけない状況です。
あくまで子育ての手伝いとしてのおじいちゃん・おばあちゃんしか
想定されていません。

そして元の話に戻りますが、今年1件だけ受けた「老親呼び寄せ」。
在留資格「技術」の南米の男性から、父親が亡くなり、母親が一人に
なってしまったので呼びたい、と依頼されました。

老親呼び寄せは、入管の内部マニュアルにあたる「特定活動」の部分でも
情報開示請求で黒塗りになっているのか、開示がされておらず、
かなり裁量の余地が広い部分かと思います。

以前の韓国人支社長のケースでは支社長自身が「投資・経営」という就労資格だ
ったので、特にその面は考慮せず挑戦しました。結果、4か月以上待たされて
不許可でした。

審査期間が長くかかり、審査期限である「特例期間」も終わりに近づいていたため、
入管もいつものハガキではなく、電話で出頭の旨の連絡をしてきました。
それも「本人を連れて」。これはいい兆候か悪い兆候かわからないまま
ご本人と息子さんとともに向かいましたが、奥の部屋で言い渡された結果は
不許可。

申請人であるお母さんは病気はないもののもう80歳。夫には先立たれていて、
息子はアメリカ系の恵まれた機関で働いており、
年収600万円以上あり経済的には問題がない状況。
4月に申請し、審査が長くかかる中、追加書類として新しい年度の住民税納税証明も
請求されたので、これはいい兆候かと思っていましたが……ダメでした。

その後いろいろ同業者と情報交換してみた結果、
私の身近では、呼び寄せる側が永住者または日本国籍を取得している人で
老親が医者から診断書がでるような持病などがあれば
ビザが出ているケースがありました。

とは言え、どうしても呼ばない限り母国に親を捨て置くことになる、
という状況の方もいらっしゃるかと思います。
そのために、今後も努力を続けたいと思います。


スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。